2243 - 夏の匂いなんてしない

転職活動を始めて1ヶ月、10社くらい応募して、1社か2社書類選考で落ちて、8社くらいは一次面接に進んだ、が、ことごとく落ち続けている。前の仕事を辞めるときにいろんな大人のひとから「次なんてすぐ決まるよ」と言われて、正直自分でもすぐ決まるだろうとタカをくくっていたのだが全然決まらない。ほんとうに全然決まらない。すごい。そもそも地方には求人の数が少ない。その中から条件を絞り込んでいくと働きたいと思える会社の数はもっと少なくなる。じぶんの見通しの甘さに辟易した。何を妥協するか、何を諦めるか。最初の6社か7社くらいは履歴書や職務経歴書を書く練習、スーツを着て出かける練習、面接を受ける練習だと思って、別に落ちてもいいやくらいのきもちだったけれど、先週受けた会社は転職活動を始めてから初めてここで働きたいと思えた会社だった。面接でもなんとなく手応えがあった気がしたし、WEBテストもまあまあできた気がしたが、結果はもちろんダメだった。それまではなんとなく平気だったのだが、心がぽきっと折れてしまった。すごいな、就活生はこんなきもちでずっと就活しているのか。ずっとじぶんと向き合い続けているのか。すごいな。わたしは新卒で就活をしなかった。大学を卒業してからずっと同じ会社でアルバイトをしていた。そしてその会社を辞めて札幌に帰ってきた。退職する前に次の会社を決めなかった。全部理由は説明できる。でも面接でうまくしゃべれなかった。応募書類のブラッシュアップが足りなかった。SPIがてんでダメだった。正社員の経験がない、エクセルが使えない、落とされる理由なんてきっとたくさんある、でも何がダメで雇ってくれなかったのかはどの会社も教えてくれないから予想で直して次の会社に応募するしかなくて、でもその予想があっているのかはわからなくて、この直し方であっているのかもわからなくて、毎月減り続ける貯金、家賃、年金、住民税、保険料、面接へ行くのに交通費もかかるし、札幌の地下鉄はめちゃめちゃ高いし生きてくのってつかれる

気分転換をしようと思ってホットサマーナイツをみにいった、映画館は現実逃避するのにとても良いのですきだったのだが、この日はあまり映画に集中できなくて、ふとした瞬間にじぶんの今の不安な暮らしのことを思い出して泣きそうになったり、泣いたりした、生きてくのってつかれる、ほんとにつかれる、でもわたしは寧子じゃないし、凪ちゃんでもないし、近くに津奈木もシンジもゴンちゃんもいない、わたしはわたしで生きていかなくちゃいけないし、と思った。帰りのバスでラブスイートドリームLPをききながらまた少し泣いた