0324 - ONE CUT OF THE DEAD

映画をみた。映画館でみた。人並みに映画がすきなのだが、私は映画館がすきだ。映画館で映画をみるのがすきだ。

みるかどうか迷っていた映画があって、この前家族のひとの家に遊びに行ったときに母と妹とその映画について話す機会があり、母と妹はそれぞれすでにその映画をみていて、2人ともめちゃめちゃおもしろかったと言っていて勧められた。そのうえ、妹が「友だちが映画に出ていて資金集めのクラウドファンディングで少し寄付したら前売り券をいっぱいくれたから1枚あげる」と言ってチケットをくれた。ラッキー。あしたから連休だし、チケットもらっちゃったし、バイトのあと新宿に向かう電車に乗って映画館に行った。

いつもはネットで予約していくのだが、前売り券をいただいたので映画館の窓口で座席をとった。座席の希望を口頭で伝えるのが難しくて「ご希望はございますか」「通路側がいいです」「後方の通路側だとこのお席はどうですか」「あー(目が悪いので後方だとスクリーンがよく見えないから真ん中より前方で角度が多少ついても構わないから周りに人があまりいなくてエンドロールのあと客電がついても慌てて席を立たなくても良くてしばらく余韻に浸れる席がいいけど)じゃあそこでいいです」のやつをやってしまった。

19時40分。映画が始まるまで2時間くらい時間があった。あしたから連休なのもあり、お酒を飲みたい気分だった。HUBで2杯くらい飲もう。そう思ってHUBの前まで来たのだがHUBのギャルがHUBの前で「日本代表勝ってまあす!一緒に応援できまあす!」と呼び込みをしていて、なんの日本代表かもわからなかったし応援したい日本代表が思いつかなかった。入れなかった。お酒を飲みたい気分のまま歩いて、スタバの前を通ったけれどスタバのすべてがこわいのでやっぱりスタバにも入れなかった。お買い物する元気もなくて、あきらめて地下にあるサンマルクカフェに入った。私はコーヒーを飲みたい気持ちになったことがなくて、カフェとかに行ってコーヒーを飲む習慣も当然なくて、レジ上にあるメニューに目を走らせたところやっぱりゆず茶を飲みたいと思ったのだが、舐められたくないという謎の抵抗心が湧き上がってしまい、ついカフェラテを発注してしまった。カフェラテ、飲めなくはないのだが、ちっともおいしいと思わない。慣れないカフェラテを飲んで、割とガンガン効かせるタイプの冷房にあたっていたら少しだけ具合が悪くなってしまった。

21時。サンマルクカフェを出て映画館へ戻る。具合が悪い気がするので、ゆっくりトイレへ行ったり、ゆっくりフライヤーをチェックしたりして、ゆっくり入場した。案の定、映画館のおねいさんが私に選んでくれた席は周りに人がいっぱいいてスクリーンはなかなか遠かった。でも「そこでいいです」とあきらめた私が悪いのだ。

そして、スクリーンは遠かったけど、そんなことどうでもよくなるくらい、映画がめちゃめちゃ良かった。

映画のあとはとにかく最高な気分になってしまったので、映画館を出て、喫煙所の前できっとこのあとそういうことになるんだろうなという酔っ払った男女を見かけてもなんとも思わなかったし、駅の改札の前できっとこのあとそういうことになるんだろうなという酔っ払った男女を見かけてもなんとも思わなかった。興奮さめやらぬまま、最寄り駅で降りて、そういえばパスタを山ほど買ってしまったのでミートソースの材料とナポリタンの材料を買って帰ることにした。そして自分で作るのはめんどうなタイプのおいしそうなパスタソースがあれば買って帰ろうと思ったのだが、西友のパスタソースは2人前のものが多くてかなしかった。生活の最小単位は2人が基本になるんだろうな。結局パスタソースは買わなかった。皆様のお墨付き。けれどそんなことはどうでもいいのだ。なぜなら、さっきみた映画が最高だったから。

チケットをくれた妹に、感謝のきもちと、映画の良かったところを4000個伝えたいけれど、妹の連絡先を知らなかった。ふわふわした気分のまま、もう3時半。いいんだ、あしたから連休だから。