2123 - 父が若いころ暮らした街

ことしの春は1年暮らした高円寺から、父が若いころ暮らした街で暮らすことにした、この街が「父が若いころ暮らした街」というのは知らず、じぶんが出せる家賃で人間らしい部屋に住むには、と都心から一駅ずつ離れていき妥協できる街がたまたま父が若いころ暮らした街だった、血は争えないのだろうか、この暮らしに向けて、新宿のニトリに行ったら店内は親子連れや恋人たちで溢れていて、ひとりで真剣に食器を選んだり便座カバーを選んだりするのはほんとうに戦いだった、でもすごくあいすべき作業だと思った