2323 - 共感の蛹

ちいさいころ、寝る前に父や母に本を読んでもらっていた。ちいさなおうち、14匹のひっこし、などなど。 あるとき妹と一緒にびりっこ1年生を選んだ。その日は父が本を読んでくれる日だった。父は少し嫌そうに「これ泣いちゃうんだよなあ」と言いながら、びりっこ1年生を読んでくれた。運命走で転んじゃったなおこちゃんと一緒に仲良しのたえちゃんが走ってくれる、みたいなストーリーだった気がする。確か、終盤の、転んじゃったなおこちゃんと一緒にたえちゃんが走ってくれて、それをみていたみんなが応援してくれる、みたいなところで予告通り父は泣いた。涙を流しながら読んでくれた。父が泣くところなんて見たことがなかったので少しびっくりした。というか、大人は喧嘩したとき以外に泣かないいきものだと思っていた。母が父と喧嘩をしたときに、母が激昂して大泣きするところしか大人が泣くところを見たことがなかったので、不思議な感じだった。

あれから25年くらい経って、あっという間に大人になった。大人になったけれどわたしはよく泣く。なんにでも泣く。かなしいときもうれしいときも怒ったときも悔しいときもすぐに泣いてしまう大人になった。心が揺れ動かされると涙が溢れてしまう。きょうはラグビーW杯の日本対スコットランド戦を見て目頭が熱くなった。

そしてあの日のびりっこ1年生のことを思い出した。うちにはもうびりっこ1年生はないし、読み聞かせをしてもらうこともない。

1816 - 熱病のような(0517 - 遅すぎる開花)

※この記事は9/13の明け方に書きました

 

無職を極めてきてしまった。もともと夜型人間で、もりもり働いていたころもお休みが2日くらい続くとあっという間に生活リズムがめちゃくちゃになる才能があった。面接のアポがなければ早起きする必要が一切ない生活も2ヶ月を経過し、もう本当に生活リズムがめちゃくちゃになってきている。

お金はないが時間だけが有り余っているため韓国ドラマに手をつけてしまった。スーツをずっとみていて配信されているものは全部見終えてしまい、次に何を見ようとクリップしていたリストをスクロールしていたらコーヒープリンス1号店がアマプラにきていた。

コーヒープリンス1号店をクリップしたのは、前の職場の送別会がきっかけだった。

前の職場には韓国のアーティストや文化がすきなひとがたくさんいてそのひとたちがよく韓国ドラマのDVDやブルーレイを貸し借りしたり、その感想を言い合ったりしているところをよく見かけた。わたしは全く興味がなかったのでその輪には入らずにいたのだが、あるとき、仲良しのOさんに「これはおもしろいから見て!」と言われて「星から来たあなた」のブルーレイを貸された。正直「エッどうしよう」と思った。もともと、ひとからゴリゴリに勧められたものに興味を持てないほうのあまのじゃくで、しかも全く興味のない韓国ドラマである。この「星から来たあなた」はかなり重たい宿題になってしまった。わたしはそのころから映画やドラマは9割型パソコンかiPadで見るようになっており、ブルーレイを見るためにはテレビで見なければいけないという環境もより星から来たあなたを見ることへのハードルを上げた。

というわけで、無理に見てもつらいだけだし、見たいきもちになれたら見ようと思ったのだが、当然見たいきもちになるはずもなく、そうしてズルズル手をつけられないまま数ヶ月が過ぎた。正直、ウィキペディアや感想ブログを読んで大体のストーリーを押さえてこのまま見ずに返すことも考えたが、せっかく貸してくれたのに1話も見ずに返すのは失礼だというきもちもあったし、細かい感想を聞かれたときにやり過ごせる自信もなかった。小心者のくせにこだわりの強いわたしは貸されたブルーレイを見ることも返すこともできないまま、そのうち、引越をすることになった。引越のあれこれでこのブルーレイを失くしてしまう可能性を考えると引越前に全て見終えて返却するのがベストだと思った。

そうして、ブルーレイを貸していただいて、季節が2つくらい巡ってから、星から来たあなたを見始めた。きちんと最後まで見て、引越前にお返しすることに成功したが、正直内容はよく覚えていない。

韓国の方はお顔の判別がなかなかつかず、お洋服や髪型で判別したりしていたのだが、当然ドラマの中でも時間は経過していくので、日にちが変わったり、あるいはシーンが変わったりすると当然お洋服や髪型も変わる。そうすると、もう誰が誰だかわからなくなってしまった。そのうえ、たぶん韓国語の作品をまともに見るのも初めてで、韓国の方のお名前にも馴染みがないから覚えられないし、何を言っているのか1つもわからないから字幕をずっと追わないといけないし、とりあえず「見た」という既成事実を作るためだけにヘトヘトになりながら毎日見ていた。

それ以来、韓国ドラマは見ていなかったのだが、アマプラで「男と女」と「レイトオータム」という映画を見て、めちゃくちゃに心を揺さぶられた。どちらもだいすきな映画になったのだが、とにかく、男と女のコン・ユさん。とにかくコン・ユさん。みんなだいすきコン・ユさん。かっこいいやんけ!このお背中はそこのみにて光輝く綾野剛のお背中に匹敵するやんけ!そう思った。わたしは所詮そういう女。

その話を、前述の職場の送別会で話した。そうしたら、星から来たあなたを貸してくれたOさんもその場にいて「コーヒープリンス1号店とよく奢ってくれる綺麗なお姉さん見て!あとトッケビとビッグにもコン・ユ出てるから見て!」と勧められた。そのときわたしはしこたま酒を飲んで酔っ払っていたのでへらへらと「わかりました!それじゃとりあえずアマプラかHuluにないか検索します!アッ!アマプラ!アマプラでは無料で見られないけどレンタルしているみたいですね!じゃあひとまずクリップさせていただきます!」と社交辞令を連発してその話題は終わった。

そして無職になったころ、スーツを見終え、お金はなく、時間だけが有り余っていた。コン・ユさんのことはすきになれており、コーヒープリンス1号店がアマプラに来ていた。Oさんやその他の韓国好きのひとたちと次にお会いしたときの話のタネになればいいやという軽いきもちで思って見始めたのだが、日本のドラマでは考えにくい現実離れしたミラクル設定やジェットコースターのようなドラマチックすぎる強引な展開にすっかりハマってしまったのである。なによりドラマに出てくる韓国の男はだいたいみんな背が高いし背中が広いし筋肉がまぶしい。すごい。みんなかっこいい。

こうして、すっかり韓国ドラマの奴隷になった無職は2日に1本見終えるハイペースでどんどんドラマを見ている。コーヒープリンス1号店に始まり、ステキな片思い(チョンイルさんをすきになる)、ビッグ、会いたい、プロデューサー(キムスヒョンさんをすきになり星から来たあなたを見返したいきもちが芽生える。今なら絶対にたのしめる)、トッケビ 、君の声が聞こえる(イジョンソクさんをすきになる)、ある春の夜に(チョンヘインさんをすきになる)、青春時代1・2。そして昨日アビスを見終え(アンヒョソプさんをすきになる)、今は恋のゴールドメダルを見ている。もともと綾野剛さんがだいすきで、ほんとうにだいすきで、どちらかと言うと薄めのお顔立ちで、自分の魅せ方がお上手な雰囲気のある男に魅力を感じてしまうところがあったので、韓国の男をすきになる性質は持ってしまっているはずだと思っていたのだが予想的中だった。星から来たあなたを見ていたころは「韓国語の響きがすきじゃない」と思っていたのだが、1日何時間も韓国ドラマを見ていたら日本語の発音と似ている言葉があることに気づき、それを見つけるのがたのしいきもちと、「パリパリ〜」とか「カジャカジャ〜」とか「オレオレ〜」とかかわいい言葉を見つけるのがたのしいきもちになれるようになれた。

なにもかも全てわたしに星から来たあなたを貸してくれて、コーヒープリンス1号店を勧めてくれたOさんのおかげ。最初はあんなに受け入れられなくて、苦痛だ、苦行だとすら思っていたのに。今はOさんに会いたい。このきもちを分かち合いたい。

さて5時である

2302 - 夢見てる

暇だな、暇だけどお金ないな、でも増税するしな、増税する前になにかたのしいものごとにお金をかけたいけどお金ないな、の繰り返しなのだが、そうだ!ボードゲームを買おう!ドンジャラとか!モノポリーとか!人生ゲームとか!したい!と思いアマゾンでいろいろ見ていた。ボードゲームは毎月課金する必要がないし、あとお酒を飲みながらワイワイお友達とやったら絶対たのしい。そうかボードゲームはひとりでやってもおもしろくないんだった。わたしはいま札幌に住んでいて、東京には一緒に飲みに行ったり、お出かけしたりしてくれるお友達が何人かいるが、札幌にはひとりもいない。この度も夢のボードゲームパーティに思いを馳せ、カゴの中にクリックでぶちこんでいたボードゲームたちを全て削除した。

というわけで、時間がたくさんあるのでコロッケを作ってみました。コロッケ、どの工程も作るのがたのしい。あと、お肉やお魚の揚げ物だと、中身に火が通る・通らない問題がすごく億劫なのだが、コロッケだとその心配をせず高温で一気に揚げればいいというのがすごく良い。エー最高じゃん〜コロッケ屋さんになる〜!と思って1個食べてみたら、あんまりというか全然おいしくなくてびっくりした。ソースなしでは食べられないお味。かなしい。ソース最高。ソースがあってよかった。

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コロッケを揚げている最中、お鍋の中に浮いたパン粉を掬う仕組みがなくて、後半は死んだ黒いパン粉がコロッケにくっついてしまいかなしかった。でもハチクロで森田さんが山ほどコロッケを買ってきて、みんなでコロッケパーティをするシーンがすきなことを思い出して良い気分

2243 - 夏の匂いなんてしない

転職活動を始めて1ヶ月、10社くらい応募して、1社か2社書類選考で落ちて、8社くらいは一次面接に進んだ、が、ことごとく落ち続けている。前の仕事を辞めるときにいろんな大人のひとから「次なんてすぐ決まるよ」と言われて、正直自分でもすぐ決まるだろうとタカをくくっていたのだが全然決まらない。ほんとうに全然決まらない。すごい。そもそも地方には求人の数が少ない。その中から条件を絞り込んでいくと働きたいと思える会社の数はもっと少なくなる。じぶんの見通しの甘さに辟易した。何を妥協するか、何を諦めるか。最初の6社か7社くらいは履歴書や職務経歴書を書く練習、スーツを着て出かける練習、面接を受ける練習だと思って、別に落ちてもいいやくらいのきもちだったけれど、先週受けた会社は転職活動を始めてから初めてここで働きたいと思えた会社だった。面接でもなんとなく手応えがあった気がしたし、WEBテストもまあまあできた気がしたが、結果はもちろんダメだった。それまではなんとなく平気だったのだが、心がぽきっと折れてしまった。すごいな、就活生はこんなきもちでずっと就活しているのか。ずっとじぶんと向き合い続けているのか。すごいな。わたしは新卒で就活をしなかった。大学を卒業してからずっと同じ会社でアルバイトをしていた。そしてその会社を辞めて札幌に帰ってきた。退職する前に次の会社を決めなかった。全部理由は説明できる。でも面接でうまくしゃべれなかった。応募書類のブラッシュアップが足りなかった。SPIがてんでダメだった。正社員の経験がない、エクセルが使えない、落とされる理由なんてきっとたくさんある、でも何がダメで雇ってくれなかったのかはどの会社も教えてくれないから予想で直して次の会社に応募するしかなくて、でもその予想があっているのかはわからなくて、この直し方であっているのかもわからなくて、毎月減り続ける貯金、家賃、年金、住民税、保険料、面接へ行くのに交通費もかかるし、札幌の地下鉄はめちゃめちゃ高いし生きてくのってつかれる

気分転換をしようと思ってホットサマーナイツをみにいった、映画館は現実逃避するのにとても良いのですきだったのだが、この日はあまり映画に集中できなくて、ふとした瞬間にじぶんの今の不安な暮らしのことを思い出して泣きそうになったり、泣いたりした、生きてくのってつかれる、ほんとにつかれる、でもわたしは寧子じゃないし、凪ちゃんでもないし、近くに津奈木もシンジもゴンちゃんもいない、わたしはわたしで生きていかなくちゃいけないし、と思った。帰りのバスでラブスイートドリームLPをききながらまた少し泣いた

2029 - ユジノサハリンスク③

ユジノ3日目。朝ごはんバイキングも慣れてきちんと1周してからメニューの組み立てができた。勝利。

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ホテルの近くにチェーホフの博物館があってそちらに向かう。日本で買ったユジノのガイドブックは地図や情報があちこち間違えていてあまり頼りにならないことが判明。窓口でチケットを買うのに英語が通じず右往左往していたら奥から日本語がわかるスタッフの方が出てきて助けてくれた。

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適当に街を歩いて、美術館があったので入る。美術館のおばさま方もみんなやさしい。

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わたしが帰りしなにごそごそとフライヤーを取っていたら「これもどうぞ」と立派なパンフレットをくれた。

夕方からはテフニカ市場へ。はちみつとチョコを山ほど買い、フードコートみたいなところでピロシキを食べる。

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夜は黒猫というレストランへ向かう。お店の場所がわからず迷子になっていたら通りがかったおじさんとおばさんが場所を教えてくれた。団地の中にあって、おじさんとおばさんが通りがからなかったら絶対見つけられなかっただろうな。感謝。

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ごはんおいしかった。

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バルティカ7にはお世話になりました。

2030 - ユジノサハリンスク④

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ユジノ最終日。夕方の飛行機なので半日くらいは観光できる。朝ごはんバイキングも手馴れたもの。

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と、言いつつ写真を撮るのが下手でおいしくなさそうだけどめちゃめちゃおいしかった、オートミールのクッキーにサワークリーム塗ったやつ200枚くらい食べたかった

グラノーラも置いてあったのだけど、わたしはグラノーラは絶対ヨーグルトで食べたくて、レストランには牛乳しか置いてなくて、牛乳はあまりすきじゃなくて、ヨーグルトはないのか聞きたかったけど語学力がなくてあきらめた。次に来たときにはグラノーラ食べたいな。

街が山のそばにあるせいか、毎朝雲が降りてきて、少しずつ晴れていくという不思議な天気が続いていたけれど、最終日は雨模様。仕方ないけれど、山の空気展望台へ行くことに。ホテルのフロントの人に「歩いていくの?タクシー乗ったほうがいいんじゃない?」と言われるが歩くのだいすき人間でユジノの街の規模を見くびっていた我々は「大丈夫大丈夫!」とフロントの人のアドバイスを無視し歩いて展望台へ。

ガイドブック片手に進むが途端に急な山道に差し掛かる。展望台の看板も何も出ていない。地図係の父は「この道で間違いない」と言うが、あきらかに様子がおかしい。他に歩いて登っている人もいないし。雨も降ってきたので一旦大きい道まで降りてきて、タクシーを捕まえることに。ここでフロントの人のアドバイスを無視して歩いてきたことを後悔するロシア語が喋れない日本人の我々。地図係兼英語でコミュニケーションする係だった父の機嫌が悪くなってしまい険悪なムードに。ここは日本ではないので、流しのタクシーが捕まるかわからないし、捕まえていいものかもわからないし、そもそも我々はロシア語を話せないし、一旦恥を忍んでホテルに戻ってタクシー呼んでもらう案をわたしが提案したところで、運よく止まっているタクシーを母が発見。英語と片言のロシア語で展望台に行きたい、道がわからない、タクシーに乗せてくれと頼み、乗せてもらえた。よかった。そしてやさしいイケメンロシアお兄さんのタクシーに乗ること2分で展望台に到着。我々は入る道を1本間違えていた。父曰く、地図も間違えているし、ロシアだからそんな展望台だなんだという看板も出ていないものなんだと思い込んでいた、とのこと。やさしいイケメンロシアお兄さん、ありがとう。

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あのまま山道を登らなくてよかった、ナイスジャッジだったという大団円

展望台へはゴンドラで登る仕組みになっていたが、ここでもロシア語ができない我々は、運よく近くにロシア人の家族連れがいたため、ニコニコしながら「お先にどうぞ」の動作をして、真似してチケットを買い、ゴンドラへ乗り込む。

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コーヒーの自販機

ゴンドラ、早い。

天気は悪かったけど絶景でした。

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こういうくるくるしたデザインの手すりとかが多い気がする

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大きな布をみんなで上下に揺らしてぬいぐるみか何かを持ち上げるみたいなイベントをやっていた

この時点でお昼近くになっていたのと、展望台に来るまでの迷子騒動で結構やられていた我々は、お昼ごはんを食べて、スーパーでおみやげを買おうということに。

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展望台からの帰り道、サーカスに遭遇。時間なくて行けなかったけど。クマの顔がなんだかロシアっぽい

お昼ごはんはホテル近くのカフェで。ベーグルのサンドイッチおいしかった。

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カフェの隣に小さなスーパーがあり、チョコやらサワークリームやら酒やらを購入。ばかみたいにアリョンカのチョコ買っちゃった。かわいいんだもん。ユジノのスーパーは入り口に簡易的なカゴのロッカーが置いてあって、そこにかばんは預けて、貴重品だけ持って入場する仕組み(父母はそれを知らずにでかいかばんを持ったまま入場して警備員の人が慌てて近づいてくるということがあった)。日本、平和なんだな。どこでも馬鹿でかいリュックとか背負っていけるもんね。

お買い物をした後はホテルのラウンジでイタリア人のドライバーが迎えにくるのを待つ。

帰りもホムトヴォ空港へ。空港の中、本当になにもない。これが空港?!というくらいカルチャーショックを受けた。父と母と大笑いした。

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国内線の待合室、椅子は10席ないくらいだった気がする

東京から札幌に帰ってくるときに、新千歳なんもないな〜と思っていたけどそんなことなかった。ホムトヴォ空港に比べたら何もかもありすぎるくらいだった。

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ハバロフスクへ向かう屈強なロシアのおじさんたち

無事出国し、来たときよりも小さい気がするオーロラ航空のプロペラ機で新千歳へ。帰りも1時間くらいであっという間だった。

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飛行機の写真を撮ろうとして、カメラを構えていたらパイロットのお兄さんがポーズしてくれた。うれしかった。これにて初めてのロシア旅行、終了。

ユジノサハリンスク、わたしはロシア語が全然話せないしわからないしキリル文字が少し読めるくらいで、スパシーバ・ダスビダーニャ・オーチェニフクースナ・アジン・ドゥバ・トゥリしか喋れないのに、どこに行っても大抵英語のメニューがあるし、英語が少し通じる人がいるし、みんな親切にしてくれるし、ごはんおいしいし、お酒安いし、消費税ないし、ほんとうにだいすきな街になりました。次はウラジオストクでもいいな、もう少しお金をためてモスクワやサンクトペテルブルグもいいな。でもまた絶対ユジノ行きたいな。

2326 - ユジノサハリンスク②

ユジノ2日目。朝ごはんは日本のビジネスホテルと同じでセルフサービスのバイキング形式。バイキングは1周して全てのメニューを把握してからメニューを組み立てるのが鉄則と華丸さんも言っていたのに、レストランの中がロシア人家族でめちゃめちゃに混んでいてすっかり気圧されてしまいうまく選択できず。でも朝ごはんもめちゃめちゃおいしかった…なにを食べてもおいしい…

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ぎこちない朝ごはんのぎこちない写真

この日は午前中から半日ガイドさんを予約していた。10時にホテルへ来てくれる約束だったため、9時50分ごろフロントへ降りる。パスポートを返してもらうため、父に英語でフロントの方とやりとりしてもらう。父・母のパスポートはすぐ返してもらえたが、私のパスポートが見当たらないらしい。フロントのお姉さんが顔をしかめながらあちこちの引き出しを開けたりたくさんあるファイルをバラバラを探したりするが出てこず、挙句「もう返したんじゃないの?渡してない?」などと強気で言ってくる(おそらく)。「もらってない!」と言うと、「探すから30分待って」と言われた。やばい。このまま失くされていたらどうなるんだろう。おもしろい。帰れないよな。と思いながら待つこと15分、無事発見。ガイドさんもやってきて街へ出る。

ユジノは街の規模としては江ノ島くらい、小樽くらいのイメージで、十分歩いて回れる。外国にくると街を歩いているだけでたのしい。

 

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お昼ごはんの前にガイドさんと別れ、セルフサービス式のレストランへ。英語が通じず、ロシア語がわからず、大騒ぎする我々日本人。親切な店員さんたちのおかげでなんとかランチ開始。ここで覚えた言葉は「вместе」。レジをしてくれたおばさんのおかげで割り勘じゃなくてお会計まとめてって言えるようになった。ロシアには炭酸水とお水とが売っていて、わたしは炭酸水が苦手なのだが、見分けがつかずここで予想で手にしたお水はガス入りだった。無念。

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やさしくしてくれてありがとうございましたまた行きます

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一度ホテルに戻って休憩。夜はジョージア料理のレストランを予約する。が、我々はロシア語が話せないため、ホテルのフロントのお兄さん(イケメン)に代わりに予約してもらうようお願いする。7時に予約をしていたはずが、行き違いがあって9時に。どうやら「7時はテーブルが空いていないから9時に変えてもいいか」という話を父が「帰りは9時にタクシーを手配するのでいいか」と勘違いしてしまい、レストランの予約は9時にされていた。2時間また街へ繰り出す。歩く。歩く。歩く。

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そして9時。レストランへ。おなかがペコペコだったせいで頼みすぎる。最初に出てきたサラダ、おいしそう〜と思って食べたらパクチーが入っていた。ユジノでもお前にやられるとは。

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パクチーめっちゃ入っていておみまいされた、パクチーすきなひとは最高サラダだと思う

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このクソでかシュウマイみたいな、小籠包みたいなものの中にもパクチーが入っていてわたしは食べられず。脇にいっしょにマシュマロがついてきて「なんでマシュマロ?」「パクチーの口直しのためじゃない?」「だったら最初からパクチー入れるなよ」「マシュマロ苦手なんだよなあ」と言いつつ、口に入れてみたらおしぼりだった。

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シャシリクおいしい。かぼちゃのスープおいしい。わたしは卵とチーズが乗ったこいつが最高にだいすきだった。ジョージアワインも3人で1本空けて気分良く酔っ払う。

行きはタクシーで行ったけれど、帰りは歩きで。歩いても20分くらい。

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わたしはユジノの他はバンコクにしか行ったことがないのだけれど、バンコクは飛行機を出た瞬間に漂う異国の匂いにびっくりしたけれど、ユジノは全然匂いがないし、ゴミもあんまり落ちていないし、清潔なんだなと思った。あと日本車がめちゃめちゃ多い。

ユジノでは歩くかごはんを食べるか酒を飲むかしかしなかった。生きるってこういうことなのかも、とか思っていたことを、これを書きながら思い出した。